就活について(長いよ)

こんにちは。教育学部3年のIです。

今日は今年度始まって4度目の出勤です。
今年は前半に4つのアルバイト先で全力労働したため、10月頃から扶養を超えそうでした。
慌ててセーブして現在は月2くらいでゆるゆる働いています。

今日初めて会った後輩がすでに立派に物件案内していて震えました…

さて、あっという間の年の瀬ですが、皆様にとってどんな1年だったでしょうか。
私にとって1番印象深いのは何といっても就職活動を始めたこと、そして
それが意外に楽しかったことです。

本格的に就活を始める前、私は就活に対して「めんどくさい」「早く終わりたい」という思いしかありませんでした。
しかし実際始めて見ると、会社や社会人の方々、そして同じ就活生との出会いが日々刺激的すぎて、気づいた時には前のめりで取り組んでいました。

特に忘れられないのが、ある企業の人事の方との出会いです。
その方は、私にとって初めて参加した合同説明会で、初めにお話しした社会人でした。
そしてその方にとって私も、初めて関わった23卒の就活生でした。

その人事の方は新卒採用に加え、就活生の悩みに寄り添う「就活サポーター」という役割もされていました。
私ははじめてお話しさせていただいたご縁から、その方にLINEやZoom,時に対面で就活のサポートをしていただくようになりました。

たくさんお話ししました。
たわいもない話から、大学で誰にも言ってこなかった過去まで。
その方は私の相談を一方的に聞くのではなく、「ともに成長する」というスタンスで関わってくださいました。
「どの就活生にも言ってこなかったし、言うつもりもなかったんだけど…」と
ご自身の苦しかった、ふがいなかった過去も赤裸々に話してくださいました。

右も左もわからずがむしゃらに就活をはじめた私にとって、その方の存在はとても大きなものでした。

これからも当たり前のように何度かお話ししていくのだろうなと思っていたつい先日、唐突に
「話があります、30分頃話せないかな」
とご連絡がありました。
日程を合わせてZoomを開き、いつものように他愛のない話から始まった会話が徐々に重くなり、「実は…」
その方が、サポーターとして私の担当を外れることになった、
もうZoomや対面でお話しすることはできない、というご連絡でした。

会社のM&Aに伴い配置転換が急に決まったとのことです。
ご説明を聞いているうちに今までのいろいろな思い出が走馬灯のように駆け巡り、
気づいたらボロボロ泣いていました。

「今生の別れじゃないからね」と諭しながらその方も少し泣いていました。
私は言葉が喉で痞えてもう何も言えませんでした。

「めんどくさい」「早く終わりたい」と思いながら始めた就活。
気づいたら周りには見返りもなく支えてくれる多くの方々がいました。
その方々の愛にぬくぬくと浸かりながら奔放に動いていましたが、
それら一つひとつが私にとって無くてはならないものだったのだ、と
失って始めて思い知りました。

新たな出会いを楽しみつつ、これまでのご縁への感謝を忘れずにいようと思います。
私の就活はまだ続きます。